FP3級C. 金融資産運用10
2/2

株式指標・投資信託・NISA

計算式と制度上の数字をまとめて確認する。

法令基準日2026年4月1日

株式指標は、株価を何と比べるかで選ぶ

100%
企業を中心に株価、利益、純資産、配当の指標を配置した図ピンチ操作、マウスホイール、またはズームボタンで拡大縮小できます。ズーム後はドラッグで移動でき、指を離すと移動速度に応じて慣性で滑らかに移動します。

指標名ではなく、分子と分母の組み合わせで覚える。

指標名ではなく、分子と分母の組み合わせで覚える。

PER = 株価 ÷ 1株当たり当期純利益(EPS)

PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)

配当利回り(%)= 1株当たり年間配当金 ÷ 株価 × 100

PERは利益、PBRは純資産に対する株価水準です。ROEは「当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」、配当性向は「配当金総額 ÷ 当期純利益 × 100」。似た指標でも株価を使わないものがある点を切り分けます。

単位まで書いて式を選ぶ

  • PER・PBRの答えは「倍」。同業他社や過去の水準と比較して使う。
  • 配当利回り・ROE・配当性向の答えは「%」。
  • PERの利益とPBRの純資産は、どちらも1株当たりへそろえる。
例題

株価1,200円、EPS120円、BPS800円、1株当たり年間配当金36円の企業について、PER・PBR・配当利回りを求めてください。

解答・考え方

PERは1,200÷120=10倍。PBRは1,200÷800=1.5倍。配当利回りは36÷1,200×100=3%です。指標ごとに分母が変わる点を確認します。

投資信託とNISAは、分散・費用・非課税枠を見る

100%
国内外の株式や債券を一つのかごに分散し傘で守る図ピンチ操作、マウスホイール、またはズームボタンで拡大縮小できます。ズーム後はドラッグで移動でき、指を離すと移動速度に応じて慣性で滑らかに移動します。

値動きの異なる資産へ分け、制度の枠内で運用する。

値動きの異なる資産へ分け、制度の枠内で運用する。

投資信託は、多数の投資家から集めた資金を運用し、基準価額で持分を評価します。購入時手数料、運用中の信託報酬、換金時の信託財産留保額は、いつ負担する費用かを分けて覚えます。元本保証ではありません。

NISAは運用益が非課税です。年間投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円で併用でき、非課税保有限度額は合計1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)です。非課税保有期間は無期限で、売却した簿価分の枠は翌年以降に再利用できます。

NISAの数字は「年間」と「生涯」を分ける

  1. その年の買付額が120万円・240万円の各年間枠内か確認する。
  2. 取得価額ベースの非課税保有限度額1,800万円も確認する。
  3. 売却時は時価ではなく簿価分が、翌年以降に総枠から再利用可能になる。
例題

NISAで取得価額200万円の商品を260万円で売却しました。翌年以降に再利用できる非課税保有限度額はいくらですか。また、その年の年間投資枠が直ちに200万円戻りますか。

解答・考え方

再利用できるのは売却時価260万円ではなく簿価200万円分です。復活は翌年以降であり、売却した年の年間投資枠が戻るわけではありません。