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損害保険・地震保険・第三分野
補償対象と金額の判定問題を整理する。
法令基準日:2026年4月1日損害保険は、実際の損害額を上限に補う
損害保険の基本は実損填補です。保険金額が保険価額を上回る超過保険でも、実際の損害額を超えて受け取れるわけではありません。保険金額が保険価額を下回る一部保険では、契約条件により比例填補となる場合があります。
自動車保険は、自賠責保険が対人賠償の最低限を担い、任意保険が対人・対物・人身傷害・車両などを補います。自賠責には対物賠償がない、という組み替え問題に注意します。
事故の「誰に・何が」を分解する
- 他人を死傷させた:自賠責保険と任意の対人賠償保険。
- 他人の車・建物を壊した:任意の対物賠償保険。
- 自分や同乗者が死傷した:人身傷害保険など。
- 自分の車が壊れた:車両保険。
例題
運転を誤り、歩行者にけがをさせ、店舗の壁と自分の車も壊しました。自賠責保険だけで、3種類の損害すべてを補償できますか。
解答・考え方
できません。自賠責保険の対象は他人の生命・身体に対する損害です。店舗の壁は対物賠償、自分の車は車両保険の検討対象で、いずれも任意保険です。
地震保険と第三分野は、主契約と対象を確認する
地震保険は居住用建物・家財を対象に、火災保険とセットで契約します。保険金額は火災保険金額の30%〜50%の範囲で、限度額は建物5,000万円、家財1,000万円です。地震による火災は、通常の火災保険だけでは原則補償されません。
第三分野は、生命保険と損害保険の中間にある医療・がん・介護・傷害などの保険です。病気か、けがか、入院か診断か、定額給付か実損填補かを問題文から分けます。
地震保険金額は、割合と絶対上限の小さい方
- 建物と家財を別々に計算する。
- それぞれの火災保険金額に30%〜50%を掛ける。
- 建物5,000万円、家財1,000万円の上限と比較する。
例題
建物の火災保険金額が4,000万円、家財が2,000万円です。地震保険を上限まで設定すると、建物と家財はいくらですか。
解答・考え方
建物は4,000万円×50%=2,000万円で、絶対上限5,000万円以下なので2,000万円。家財は2,000万円×50%=1,000万円で、家財の絶対上限とも一致します。